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ヤフーオークション落札駒

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年11月 4日(金)19時45分52秒
編集済
  昨今のヤフオクでの将棋駒落札価格が下がり、ナンピン押し目買いの結果
3ヶ月足らずで10組購入しました。 この状態は今後も続きますから、
下値拾いで、ヤフオクには参戦します。
私は購入した駒の作者や価格は気にしませんから下記に公表します。

宮松影水作水無瀬島黄楊柾目盛上将棋駒▲桐時代駒箱平箱付      159,000 円
江陽作水無瀬島黄楊赤系柾目盛上将棋駒▲新品/桐製平箱付      101,999 円
影水作 水無瀬 彫埋駒 島黄揚  駒箱付 余り歩1枚        158,000 円
【骨董・将棋駒】古い 将棋駒 宮松影水作 水無瀬書 黄楊 盛上駒  623,000 円
木村文俊作清安島黄楊柾目彫将棋駒▲桐平箱付            54,300 円
紫雲作安清薩摩黄楊柾目盛上将棋駒▲桐平箱付            43,500 円
五名工 豊島龍山作 薩摩黄楊 彫埋 錦旗 桐平箱        55,000 円
将棋駒 木村 菱湖書 盛上駒 箱付                 168,667 円
将棋駒 金龍書 木村作 盛上                   120,000 円
蛍雪作無剣島黄楊赤系柾目盛上将棋駒▲桐製平箱付          99,200 円

この中で影水の水無瀬の落札価格が、高いのは入札価格を1桁間違えて3,333,333円で
入札した為です。本来ならば、50万円を超えては落札しなかった駒です。
そして、この駒を622,000 円まで入札された方が居たとは驚きました。
しかし、この駒はくの字の影水で赤黄楊で、幹太郎作です。

宮松作水無瀬の落札価格159,000 円は買い得でした。
この盛り上げは幹太郎の作で、間違いありません。

紫雲作の43,500 円にも驚きました。この作者は龍山や信華の外注職人でもあり、
作品は秀悦で、一見、数次郎作と勘違いする出来です。




 
 

Re3 無劍書

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年11月 3日(木)19時52分59秒
編集済
  無劍書用に縦横共に1寸大きい盤が出来上がってきました。
盤は4寸6分盤(367×396×140総高さ243mm)で、
滋賀県永源寺の直径2m余りの榧で、時代は鎌倉と推察します。

この榧材は木挽がいた50年ほど前に木取りされています。
木取りは四方木口をイメージして製作されました。

この盤に無劍書を並べると歩兵の違和感は消えましたが、
王将が飛車角に比べて貧弱に感じられ、中澤師に1,5mm大きい
(高さ33,5mm→35mm)王将の製作をお願いしました。

駒台は鵜川氏に製作をお願いしました。今回、鵜川氏の提案で趣向を
凝らして明治中期に飯塚力蔵が関根金次郎の為に作った扇形の駒台を再現します。
(ひょっとすると駒台の第1号の模作になります)

最初の画像はこの盤と同じ榧材です。

2枚目は四方木口盤の参考画像で、150年から200年前の二寸9分四方木口盤で
黒田素心の六面直しで、脚も新調しました。

3枚目が新調した4寸6分四方木口盤で、黒田素心の作です。
駒台は取り敢えずの手持ち品です。



 

RE2:木村作金龍書

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 9月18日(日)07時04分2秒
編集済
  木村作菱湖書絹柾盛上駒
この駒もオークションの落札品で、金龍書より製作年代は7,8年下がります。
駒の裏面には汚れがありましたが、ザクトライオンで裏面だけを汚れを落とし、
イボタ蝋で仕上げました。尚、絹柾は糠柾をも言われ、柔らかい木地が多いと
言われますが、この駒は自然木で重量感があります。(硬い木地です)

1枚目の画像はザクトライオンで汚れを落とした後に、イボタ蝋で駒を磨いた後です。
2枚目はイボタ蝋を拭き取って磨き終了です。
3枚目はザクトライオン処理前と処理後の比較画像です。

木村作盛り上げ駒の漆の剥離は師の晩年作に多く見られますが、宮松師没前の
宮松師と覇を競っていた頃の作品にはそれがありませんから、私の気に入った
木村作は躊躇無く入札しています。

                   追記
2枚目画像の王将2枚にイボタ蝋が残っていましたが、乾拭きで取れました。
 

木村作金龍書

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 9月 2日(金)23時49分52秒
編集済
  ヤフオクの落札品で木村作金龍書の盛上げ駒です。
この駒の様に作者銘と書体銘の向きが違う駒は稀ですが、見かけます。
又、それらの駒の出来は良く、本作も例外ではありません。
晩年の木村作に見られる漆の剥離は1箇所ですが、飛車の車の筆の入り部分に
ごく僅かに見られますが、漆の減り具合(駒によっては5分)から対局には
1000局近く使用された事を考慮すると、素晴らしい耐久性と思います。

共箱と思われる駒箱は木製で、駒袋から推察すると大棋から販売された駒と思います。
この駒の製作当時木村は影水より人気も価格も高かった様ですが、作品も負けていません。
 

RE:三輪さんの雅号

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 8月29日(月)06時29分12秒
編集済
  デニーロさん
投稿有難うございます。
三輪碁盤店の雅号は私の記憶違いでした。
ご指摘有難うございます。

画像は再掲載ですが、左側が渓峯作屋久杉拭き漆仕上げの駒箱です。
右側が、龍山作錦旗の共箱で、御蔵島産桑(葡萄杢)の隅丸で、
指物造りです。

2枚目の画像で右の駒箱は指物造りですから、契りなどはありません。
蓋と身の作りは非常にに緻密です・惜しむらくは駒箱のサイズが大きく、
収納する駒が有りませんでしたが、今回の無剱書にはピッタリの
駒箱になりました。
 

三輪さんの雅号

 投稿者:デニーロ  投稿日:2016年 8月28日(日)19時24分57秒
  三輪碁盤店のご主人の雅号について、私の書き込みで「翠渓」さんとしましたが、
どうやら勘違いをしてしまったようです。
「渓峯」さんが正しい雅号ですね。
掬水さんの最初の雅号「翠渓」と混同してしまいました。失礼しました。
 

三輪碁盤店さん

 投稿者:デニーロ  投稿日:2016年 8月28日(日)12時22分9秒
  三輪翠渓さんの作品では、私は五寸九分の将棋盤を所有しています。
カヤの香りも素晴らしく、木味のよい、お気に入りの盤です。
ある時、それとは別にヤフオクで落札したカヤ盤に合う駒台を、以前に盤覆いを注文したことがあったので、
三輪さんにネットを介して注文しようとしたことがありました。
三輪さんとの間では、駒台を制作していた職人が辞めた(亡くなった(?))ため制作できず申し訳ない、在庫を探してみる、といったやりとりをしました。結局、在庫の中にも盤に合った駒台がなかったので、三輪碁盤店さんでの購入を断念しました。
その時に、駒台は翠渓さんご自身が制作しているのではないんだな、と初めて知りました。
そのような経験があったので、駒箱もひょっとしたら他の職人に外注か何かしているんだろうな、という思いをずっと持っていました。
素人考えですが、駒箱を制作する技術があれば、駒台も制作できるような気がするのですが・・・。
 

Re2 無劍書

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 8月20日(土)23時52分48秒
  無劍書は中澤さん(蛍雪)作の駒で、非常に気に入っていますから、
将棋盤の製作依頼をしました。又、盤が出来上がったら駒台の製作依頼をします。
又、盤の木取りは四方木口を希望しましたが、雛盤でもない限り無理ですから諦めました。

さて、お褒め頂いた駒箱ですが、先月完成した10組(長角7箱角箱3個)の1組です。
拭き漆仕上げされた駒箱の作者は吉田宏介です。

拭き漆仕上げの駒箱と言えば、三輪翠渓作(三輪碁盤店のご主人)の屋久杉の駒箱がありますが、
この駒箱は私所蔵の駒箱で、最上位の位置にあります。
 

Re 無剣書

 投稿者:ばた  投稿日:2016年 8月20日(土)13時22分2秒
  無剣書の大駒のサイズはやはり大きい方が良いでよね。変わり種書体の中では一番好きです。所有には至っていませんが、良い物があれば欲しいですし、昔、自作も考えていた書体です。
それにしても良い駒箱ですねー。惚れ惚れします。(駒じゃなくてすいません)
 

無劍書

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 8月20日(土)00時59分45秒
編集済
  先日、ヤフオクで駒のサイズに興味があり、無劍書の駒を落札しました。
駒自体は只一つの難点を除いて、素晴らしい駒でした。
そして、この難点を解決する為に将棋盤を製作依頼しました。
添付画像は駒が大き過ぎて、盤面が非常に窮屈に感じますが、盤の横幅は
1尺1寸1分あります。この為に盤の縦横のサイズを7分から1寸大きく
製作依頼しました。尚、碁盤師は黒田素心師です。

駒のサイズが如何に大きいかは添付画像でご確認下さい。

画像1 無劍書を穴熊に囲っています。
画像2 無劍書と水無瀬書と安清書の比較です。
    無劍書の歩兵より清安書の王将の方が高さは低いです。
画像3 これは過日落札した、安清書に合わせた四方構え長角の黒柿駒箱
    と駒を包む布は龍村美術織物製の古代裂です。

画像2のそれぞれの製作年代の駒(大正末期・昭和・平成)で盤上に置いての駒のサイズは
昭和期の駒が、ベストと思います。因みに王将の高さで言うと無劍書は33,23mm
水無瀬書は31,85mm安清書は29,1mmでした。
 

RE2(無題)

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 4月13日(水)00時30分44秒
  この無銘駒と全く同じ書体の虎斑盛上げ駒を所有しています。
作者銘は潜龍で、書体銘は錦旗で双玉です。稲田勇師の作と
思われる島桑の駒台と駒箱が付属していました。
(銘駒図鑑に画像は掲載されています)
私見では駒は同じ作者(松尾某)による作品と思っています。
 

RE(無題)

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 4月10日(日)19時44分39秒
編集済
  奥野作菱湖書の彫り駒ですが、昨今のオークション事情からは301,001円の
落札価格には驚きました。奥野ブランドは強いですね。掲載画像は再掲載ですが、
同じ時期に製作された片玉の無銘駒で、奥野(松尾)所縁の駒です。彫りが
素晴らしいと思っていますが、無銘故に落札価格は20,000円前後だったと思います。
尚、奥野作錦旗との違いは片玉と飛車の飛の字で、右上の点が違います。
 

(無題)

 投稿者:デニーロ  投稿日:2016年 3月27日(日)09時11分42秒
  ヤフオクに奥野作菱湖彫りが出品されています。
http://page14.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/s484792474?notice=obid&iref=obr_4
 

盤上の駒3組

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 1月 2日(土)20時11分52秒
編集済
  やっと、盤に駒を並べる気になって3組並べて見ました。

①豊島数次郎作盛上駒で小野書ですが、現在では虎杢と呼ばれる木地です。
②影水作菱湖書の柾目盛り上げ駒ですが、時代感により赤柾と呼ばれても
 おかしくない木地です。大山名人旧蔵品との事ですが、剣先までの鏡面
 仕上げが、それを伺えます。
③龍山作清安書の盛上駒ですが、静山の手による盛り上げと思います。
 

出来上がった駒箱

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 1月 2日(土)17時12分44秒
編集済
  黒柿孔雀杢を購入後に材の反りを水に浸してから板に挟んで半年ほど矯正した後に
クランプを外して更に4年近く、乾燥してから駒箱の製作依頼をして2ヶ月程で7個
の駒箱が出来上がってきました。この駒箱は拭き漆仕上げでお願いしましたが、元々
孔雀杢で一番大事な緑の部分が、薄かったのですが漆仕上げにより更に消えてしまいました。

駒箱は大橋形長角四方構えでお願いしましたが、四方構えの寸法が画像でご確認頂ける様に
サンプルと異なる為に来週には再加工の為に返送します。この時に画像に写っている大柄の
孔雀杢の板は正方形の駒箱で注文して、孔雀杢の緑を消さない為に木地仕上げの予定です。

尚、長角形は大正末期から昭和初期の駒用で、正角形は影水・静山の時代用で、何れも小振りな駒箱です。
この7個の駒箱の台指し(2重箱)は2年程前に完成していますが、駒を包む布(駒袋ではありません)は
未だ、発注していません。

 

駒箱の修理

 投稿者:梁山泊  投稿日:2016年 1月 2日(土)16時40分26秒
編集済
  1枚目の画像は大正末期から昭和初期に製作された大橋形長角四方構えの
島桑駒箱と近年作の黒柿の駒箱ですが、何れも身が無かった為に製作しました。
島桑駒箱は拭き漆仕上げで黒柿は 木地仕上げです。

2枚目の左側画像は神代欅拭き漆仕上げの駒箱は身の狂いを修正して、拭き漆仕上げをしました。
右側は欅の木地仕上げですが、これも僅かな身の狂いを修正しました。

何れも駒箱もヤフオクの落札品で保管場所が悪かった為の狂いでしょう。
 

RE2: 私の幻の駒

 投稿者:梁山泊  投稿日:2015年12月 6日(日)16時52分51秒
編集済
  駒権作竜司書は実見した事はなく、その存在は長く知りませんでした。
(雑誌枻で駒権師の記述で知りましたが、蜀紅と同じ書体ですね)

この駒は大振りの肉厚で特注品ですから、駒成形や仕上げは特別でしょうね。
この様な駒を盤面にピシリと打ち下ろす醍醐味は盛上げ駒では絶対に味わえませんね。
 

RE: 私の幻の駒

 投稿者:@浅草  投稿日:2015年12月 6日(日)08時25分34秒
  お褒め頂き、有難うございます。

私にとっては、影水よりも児玉よりも想い入れのある大切な駒ですね。

残りの”駒人生”、この『竜司』を遣込んで大切に育て上げたいと思っています。。
 

RE: 私の幻の駒

 投稿者:梅水  投稿日:2015年11月29日(日)17時31分31秒
  なるほど、これはよい駒ですね。「まぼろしの彫駒」というのに相応しいと思います。



 

私の幻の駒

 投稿者:@浅草  投稿日:2015年11月23日(月)21時54分53秒
  (新参でございます)
中学生の頃に神戸の若松将棋教室で出会った『駒権作蜀紅』。若松先生の指導対局専用で、将棋は覚えていませんが、『駒権作蜀紅』の圧倒的な存在感は今でも目に焼き付いています。以来、四十余年、駒権を追い求め、そして、ついに、我が幻の「駒権」を手に入れる機会に巡り合いました。

感無量です。
 

RE:ダマスカスの包丁

 投稿者:梁山泊  投稿日:2015年11月21日(土)22時44分25秒
  キコリさん
お願いしたホームページの貼り付け有難うございます。

日本刀を7振り(脇差しと短刀含む)購入してからダマスカスの包丁に嵌っています。

特に私が落札した8点の内6点は包丁の柄に小笠原桑(絶滅危惧種)や御蔵島の桑を
拭き漆仕上げをした素晴らしいものです。

下記アドレスは現在入札中のダマスカス包丁です。
ダマスカス鋼包丁 ミクラオリジナル 島桑 拭漆 Forged
http://page16.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/u90050623
 

ダマスカス鋼

 投稿者:キコリ  投稿日:2015年11月21日(土)11時28分48秒
  本来ならば、雑談掲示板へ書く事ですが、記載が出来ない為にここに書かせて頂きます。

暫く、駒の世界から離れ、ダマスカスの制作に夢中になっております。とは言っても、200年前に途絶え未だに再現することの出来ない「奇跡の鋼材」と呼ばれた古代ダマスカス達するには至らず、模様を再現するだけの現代ダマスカスに留まっております。

その世界で、私の目標とするあるイギリスのおじいちゃんの作品を見て頂ければと思いHPのアドレスを貼り付けて見ます。

http://www.devinthomas.com/index.html


古代ダマスカスは「硬くてしなやか」な2600年ほど前にインドで出来た科学では説明の付かない不思議な鋼材で、それにより「ダマスカスの宝剣」が作成をされ、十字軍は、その武器としての性能に破れ、中近東への進出を断念させられ、鎧をも貫く、しなる奇跡の剣としてヨーロッパへ伝えられました。なぜ、そのような優れた鋼材が200年前に突然として姿を消したかは、また機会がある時に書かせて頂きますが、数年前にその優れた材質の理由が未来の素材として十数年前に偶然に発見をされた「カーボンナノチューブ」による事は世界の金属学者に大変なショックを与え、現在多くの大学で、その再現が試みられております。

今回は、イギリスのおじいちゃんの作る作品のその美しさだけをご紹介いたします。


 

幻だった駒

 投稿者:梁山泊  投稿日:2015年10月31日(土)00時49分43秒
編集済
  以前にテレビで豊島龍山が放映された直後に、龍山作清安書の盛上げ駒が
ヤフオクに出品されて入札が過熱して140万円位で落札されましたが
落札者は購入をキャンセルされて、出品者は入札2,3番手の方に購入を
打診されましたが、何れも拒否されて売買は不成立になりました。
尚、私は6番手位で私の所には連絡がありませんでした。

そして、その駒をトウシン盤駒店の名品販売で見つけて、私の所蔵品となりました。
但し、出品当時の共箱であった、関根名人揮毫の6角形の桐製駒箱は付属しませんでした。

駒は豊島数次郎没後の作品で駒のサイズは意外と大きかったです。
又、駒には一滴の油も付けられた形跡はなく、軽いいぼた蝋仕上げがしてありました。

尚、この駒の作者は金井静山と思いますが、駒銘は静山が書いたとは思われません。
最初の画像はモンキーさんのホームページからの転載ですが、彼はこの龍山銘は
総て、静山の作品とされていますが、私は一番左の駒銘については実見していませんから
意見を述べられません。左から2番目の銘で私の旧蔵品である龍山作錦旗は静山作ですが、
現在所蔵している龍山作錦旗は数次郎の作品と思っていますが、これは今後の楽しい研究課題です。

2枚目の画像は龍山作清安書の共箱です。

 

RE:まぼろしの彫駒シリーズ「宮松作安清書」

 投稿者:梁山泊  投稿日:2015年10月28日(水)23時46分28秒
編集済
  宮松作安清書も影水作博堂書も私は実見した事はなく、今後もお目にかかる事のない駒ですね。
私の場合には安清書を龍山作(豊島作)と信華作の彫駒と彫埋駒で何組か購入しましたが、
何れも手放してしまいましたが、最近ですが2組購入して手許にあります。

添付画像は豊島作安清書の彫埋駒と信華作安清書の盛上駒です。

余談ですが、駒銘の画像にある茶筒の上にペットボトルを置いて、日本刀を袈裟懸けで
斬り付けたのですが、刀の重さで茶筒を斬ってしまった痕跡です。
 

RE2:駒師 

 投稿者:梁山泊  投稿日:2015年10月28日(水)23時34分12秒
  「今の駒師は駒を観た事無いから創れんのじゃ。」

40年前にはアマチュアで駒作りをされる人はいませんでしたから、それは天童の駒師の事を
言っておられるのでしたね。私はその当時(昭和48年)に板谷進八段(当時)にお願いして
榧の六寸盤と桑の四本足駒台と美水作水無瀬書の盛上駒を分けて頂いたのは懐かしい思い出です。

さて、今のアマチュアは駒木地が作れず、字母紙は独自に作れず、二流の字母紙で製作される為に
個性がありません。それが昨今のオークションでの叩き売りの一因になっています。

昔の駒は金将の裏を見るだけで、作者名が解るだけの個性がありました。
 

RE;駒師 

 投稿者:キコリ  投稿日:2015年10月24日(土)21時34分22秒
  今の駒師は駒を観た事無いから創れんのじゃ。」

これは、昭和40年代の話で、それ程古い話ではありません。
特に、天童の駒師に対して向けられた話と言ってもよいでしょう。

山形の酒田には非常に優れた駒がありましたが、これは北廻り船が酒田にも止まり、そこから庄内米が全国へと動き、お金が有り余っておりましたので、本間家や竹内家のような豪農がいたからです。しかし、出羽三山を超える事は容易ではなく、天童へは優秀な駒が渡る事は無かったのです。天童は将棋の駒の町でしたのでプロの対局駒となるような駒を作る事を切望しましたが、盛上げの技術すら伝わる事は無く、確か、昭和53年に久徳師が作った駒が始めて使われたのではなかったかと記憶しております。

当時私は駒の収集に夢中でしたが、それは集めると直ぐに天童へと送られていきました。それは、数人の駒師たちから求められていたからでしたが、その基となったのは故板谷進九段の遺志を継いだとも言えるものでした。

板谷八段(当事)は東京で将棋に負けると愛知へは戻らず、東北へ一人旅をして、最後に天童を訪れる事を常としておりました。そして、そこには板谷八段が集めていた銘駒が同道をしておりました。

「この駒に勝る駒を作れ」が彼の天童の若き駒師たちへの無言の提言であったと思っております。何人かの若き駒師はそれに触発をされ駒を作っては彼の元に送りましたが、なかなか彼の目に適う駒は出来ず、送り返されてしまいますが、それでも板谷八段の天童詣では続きました。

「今の駒師は駒を観た事無いから創れんのじゃ。」
全くその通りであったのです。そして、板谷九段によってそれは陽の当たることとなります。
 

RE*駒師

 投稿者:梁山泊  投稿日:2015年10月24日(土)20時01分23秒
  「今の駒師は駒を観た事無いから創れんのじゃ。」
この記事は近代将棋にも掲載された事があり、升田師の慧眼として
私にはずっと印象に残っている言葉です。

私も升田師が認める駒を現代作者の作品で拝見したいのですが、それは叶わぬ夢でしょうね。
 

駒師

 投稿者:青の騎士  投稿日:2015年10月23日(金)06時20分29秒
  日本将棋連盟特設サイト 弦巻勝の将棋Web写真館|駒師
http://www.photogallery.shogi.or.jp/#!%E9%A7%92%E5%B8%AB/c1o1o/5625942a0cf2c6c6437e1356
 

影水作博堂書

 投稿者:梅水  投稿日:2015年10月20日(火)14時35分7秒
  うーん、素晴らしい。なにがって、このオリジナリティ。

こういうものを追求する時代は終わったのですね。



 

影水作 博堂書

 投稿者:キコリ  投稿日:2015年10月19日(月)18時16分36秒
  15年ほど前に友人に譲った駒です。

これも当時のカラーコピーをコピーし直し、スキャンした為に鮮明さに欠けますが、今となっては幻の駒となってしまいました。銘をコピーしそこなってしまっておりますが、俗に言う「くの字の影水」でした。写真で無い為にその彫の素晴らしさをお伝えできないのが残念です。
 

RE: RE:まぼろしの彫駒シリーズ「宮松作安清書」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年10月18日(日)13時44分21秒
  キコリ作ということですね。

貴重な画像をありがとうございます。



 

RE:まぼろしの彫駒シリーズ「宮松作安清書」

 投稿者:キコリ  投稿日:2015年10月17日(土)19時06分19秒
  宮松の安清書は良いですね。
昔、影水の安清書を見て触発をされて作ったものです。カラーコピーをスキャンしたので全部を写す事は出来ませんが一部を。
 

まぼろしの彫駒シリーズ「桂山作無劍」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年10月13日(火)08時38分21秒
  写真は、大ぶりの木地にしっかり彫り込んだ桂山渾身の作である。とはいえ何の変哲もない無劍ともいえる。手に取れば怪物のように感じるこの無劍。実際に手に取ってもらって、どうですか? と訊くほかはない。えっ、面倒くさくなってきたのか、ですって。いやっ、あー、そんなことはない。

無劍とはそもそもそんな駒なんだ。



わたしはどういうわけか無劍が好きで、実際、過去何組か持っていた。そして現在残っているのはこの無劍一組。わたしにとって最も無劍らしい無劍がこの駒だ。

これを手放せば無劍はまぼろしとなってしまうだろう。

 

まぼろしの彫駒シリーズ「宮松作安清書」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年10月11日(日)20時28分30秒
  これはいいですねぇ。駒のささやきを見た駒ファンはたくさんいるでしょう。しかし、この彫駒の写真を見て、これはいいねぇって思った人はどれほどいるでしょうね。(実は最初にこの駒写真を見たときはわたしも興味がわきませんでした)

彫駒の魅力にはいくつかのタイプがありますが、これはなかなかないタイプで、現代の彫駒作家はまず作りませんよね。現代の駒作りは字母紙依存ですから。感性依存のこのタイプは生み出されることのないタイプですね。こんなお手本があるのにね。



(「駒のささやき」より)

 

まぼろしの彫駒シリーズ「木村作隺園」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年10月 5日(月)21時12分15秒
  この駒は誰が彫ったのか。それについてはいろいろ言われますが、そんなことよりこの作の本質を見るのが百倍重要。しかしそれは実に分かりにくい。

この作の彫が緻密だという見方は間違ってはいないでしょうが、やっぱりそこじゃないんですね。絵としての素晴らしさと、そう言ってしまえば、それも総論への逃げでしょうか。そう、ハッキリ言えそうなことは「彫の独創性」。サァーと彫っているところもありますが、ボソボソと彫ってますよね。

彫の太さに強弱をつけた流れるように繊細な線(彫)、と同時に、ボソボソトした素朴で鈍な彫増し。その共演(ハーモニー)を成功させている。これは彫の腕なんて話じゃない。字母がいいんだなんて話でもない。

飛び抜けた感性がなければできるもんじゃない。



(「駒のささやき」より)

 

まぼろしの彫駒シリーズ「駒権作蜀紅」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年10月 5日(月)20時56分52秒
編集済
  こいつは凄いね。

いまこの駒を手に入れようと思ったら経済的にも大変な用意が必要だろう。しかし、金が用意できたからと言って誰が売ってくれるというのか。まぁ、この駒の価値は経済的なものを超えている。うん?、何だ、そりゃ。この駒に見合う評価は日本ではなく外国において成されるかもしれません。ただし、それは遠い将来のこと。

この作は彫も凄けりゃ、木地もど派手だ。誰だってほしいと思うに違いない。しかね、これの本当の良さをどれだけに人が分かっているだろう。わたしは、その辺りのことを大いに疑問に思っています。

さて、蜀紅と言えば、現代の駒作家の多くの人たちが挑戦しています。しかし、言っては悪いが誰一人として駒権に肉薄した者はいない。それも無理はないと思います。どなたも字母紙に頼りすぎて本質が見えていない。もしそいつが見えた人がいたとしても、作るとなったら、それはまた別のこと。

駒権作蜀紅は真似をしやすい駒と思われている、とわたしはそう考えています。
しかし「駒権作蜀紅は最も真似のできない駒の一つ」だと思います。



(「駒のささやき」より)



 

まぼろしの彫駒シリーズ「仙桂作上彫」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年10月 5日(月)20時15分48秒
編集済
  わたしはこの駒がとてもほしいです。

いかにも数物のための直線的な書体といった感じ。繊細とはほど遠い粗野な感じ。じゃ、一体これの何が良いというのか。それを説明するのは難しい。いや、説明を試しみようとはしましたよ。しかし、理解者は皆無のように思える。で、面倒になりました。

とにかく古くて使い込んだ駒が好きな人もいる。わたしの場合はそういうのでもない。いや、むしろこの駒の新品がいま手に入るのであればそれがいい。もちろん、まるで焼き入れをしたかのように使い込まれたこの駒の魅力も大きい。

しかしね、この作の本当の魅力は、既存の価値観に縛られていてはひょっとしたら理解できないものかもしれません。



 

RE: 突然の書き込み失礼いたします

 投稿者:管理人  投稿日:2015年 9月29日(火)23時59分26秒
  将棋ウォーズファンさん、こんにちは。

残念ですが、わたしではありません。
いずれ、わたしも将棋ウォーズデビューできればと思っております。

いつかお会いしましょう。

 

突然の書き込み失礼いたします

 投稿者:将棋ウォーズファン  投稿日:2015年 9月29日(火)22時12分13秒
  将棋ウォーズにて MEIKOMA という名前のユーザーがいらっしゃるのですが
ここの管理人様でしたでしょうか?
 

まぼろしの彫駒シリーズ「初代天一作天童楷書」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月29日(火)18時34分17秒
  これは分かりにくいでしょうね。いかにもな彫を見る目で見ても分からないはず。
一言で表現するなら「品のよさ」でしょうか。武山とは対極とも言える作。



初代天一の天童楷書彫は、オークションなどでもでもよく見かけますが、これこそが初代天一の上彫なのです。勇ましい彫であればそれは誰かの代作なのです。それが悪いとは申しません。むしろそういうなかにこそ素晴らしい作がある場合もあるでしょう。

 

まぼろしの彫駒シリーズ「武山作天童楷書」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月29日(火)18時22分15秒
  こちらはわかりやすいでしょう。いかにもな彫だと思います。
数物の仕事のなかにこれだけのものを残してくれた武山に感謝したい。



天童楷書は数あれど、この個性には驚きます。戦うゲームの道具らしい、実にね、この勇ましさ。好みはいろいろあるところでしょうが、この姿は一つの極致でありましょう。

わたしは本作を武山の仕事のフラグシップ・モデルと見ますが、いかがでしょうか。

 

まぼろしの彫駒シリーズ「武山作錦旗」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月29日(火)18時12分55秒
  もういいよ、それはって。まぁまぁ、そう言わずに。
まぼろしの彫駒シリーズとして、いま一度取り上げさせていただきます。



つい最近オークションに出ましたね。でも、もうお分かりでしょう。同じものとは言えないのです。

ところで、この作のよさはわかりにくいと思うのですが、いかがでしょう。わたしにどう見えるかは分かっていますが(笑)、皆さんの目にどう映っているのやら。初代天一の上彫のよさもわかりにくいと思うんですね。いかにもっていうのとはちょっと違う。

この実物を見せても、このよさを理解できない人がいましてね。どうしてなんだろうとちょっと悩みましたよ。

 

まぼろしの彫駒シリーズ「竹風作昇龍書」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月29日(火)17時49分6秒
  えっ、竹風作昇龍書の彫駒がまぼろしだってっー!

竹風作昇龍書の彫といえば、オークションを見れば出品されていない日がないくらいよく見かけるじゃないですか。わたしは昇龍が出ていれば、画像を開いて5秒は見ます(笑)。そんなわたしが本作のような駒は見たことがありません。

こちらの駒はいまからですと40年以上前になるのでしょうか。持ち主の方が井上一郎製作所で購入されたとのことです。本作は数物の仕事ではありますが、実によい味と感じます。そう、いやぁー、よい作ですねぇ。



数の多さじゃナンバーワンとさえ思える竹風作昇龍書の彫駒ですが、よく見れば、そこにだってまぼろしがあるわけです。わたし、この駒だったら手元にほしいです。

 

まぼろしの彫駒シリーズ「八代目駒権作無書体銘」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月29日(火)17時30分48秒
  本作は奇跡的に新品未使用の状態で手に入れることができました。その後、暇をみては乾拭き磨きを続けていますので、多少の風合いが出てきているようです。内容的には「竹山」相当。

駒権作は一般的に駒形が不安定で、バランスのよい作に出会えることはなかなか難しい。本作はその面においても優れており、また、作の内容も満足できるものでした。



わたしはよい駒権(とくに宝玉)がほしくて十数年前から、オークションの駒権に注目してきました。で、なかなかよいものが出てこない。そして満足いく宝玉を手に入れることができました。

しかし、宝玉をまぼろしの彫駒というわけにもいきません。希少とはいえそこそこ目にすることができるからです。作の内容や駒形のバランスまでを考えると、わたし的にはまぼろしと呼びたいところではありますが。

さて、本題の無書体銘の駒権です。十数年、駒権を追っかけてきて一度もお目に掛かったことのないタイプでした。肉厚で駒形のバランスがよい。わたし好みでした。この駒に出会えたことは幸運であり、十数年の追っかけの成果と考えています。

最後に、わたしがなぜ略字の宝玉(主題の作とは別の話です)に注目したのか。それは、大衆駒のなかに潜むまぼろしを追っかけてきたからなのだろうと思います。武山や天一の上彫への注目も同じ理由なのです。

 

まぼろしの彫駒シリーズ「二代天一作王義之書」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月29日(火)10時29分36秒
  これはいいですね。二代天一の魅力がとてもよく出ています。

二代天一といえば、三邨書の彫をたまに見ますが、それとて希少なはずですが、この王義之書に至ってはこの作以外に見たことがありません。実は昔の話になりますが、この駒を譲ってほしいと華人さんに相談したところ叱られてしまいました。これ、ほしかったなぁ(笑)。

わたしにとってはこの作は、まぼろしの彫駒であり、ほしかった駒です。



(華人駒工房より: http://homepage1.nifty.com/kajin~koma/

 

まぼろしの彫駒シリーズ「桂山作竜司書」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月29日(火)05時05分19秒
  「桂山作竜司」銘の彫駒をオークションで2~3度見ました。しかし、「桂山作竜司書」銘の彫駒はオークション他、一度も見たことがありません。たった一文字の違いだけですが、わたし的な言い方をするなら作の内容は別物でした。それがなぜなのかは分かりません。

おそらくはこの「桂山作竜司書」のことでしょうが、この世に三組だけ作られたと聞いています。それが事実なら、まさにまぼろしの彫駒といえるのではないでしょうか。



新しい写真を撮ろうと思ったのですが面倒で(笑)。
現在の実物は、繰り返した乾拭き磨きの成果もあり斑が強くなっています。

 

まぼろしの彫駒シリーズ「影水作金龍」

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月27日(日)20時17分49秒
  影水作金龍彫は、かつてオークションで2度ほど見たことがある気がしますが、わたしの見立てでは本作とは全くの別物でした。どのように別物かはここで詳しくは申しません。



この駒はアマトップとして活躍された大鷲将人さんよりお譲りいただきました。大鷲さんはといえば、この駒を大友昇九段(故人)より譲り受けたとのことでした。そしていま、わたしの手元にあるというのは光栄なことと感じます。

 

RE: RE;まぼろしの駒

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月26日(土)23時43分10秒
  なるほど、それで分かりました。

どこかで見た記憶があるような彫で、わたしもオークションで見たことがあるのかもしれません。でも、落札したいとは思わなかったのでしょうか。まぁ、実際にはなにも思い出せません(笑)。

そのように「木国製」として認知でき、市場に出たときに判別できるならば、そして滅多に出なくて、作の内容が評価に値するなら、まぼろしの彫駒と言えそうですね。

 

RE;まぼろしの駒

 投稿者:キコリ  投稿日:2015年 9月26日(土)21時27分21秒
  実は、「木国製」(or木岡製)の駒はこの他に2度ヤフオクで見ておりますが、いずれも木村名人揮毫の盤と一緒に出品をされておりました。

駒は薄く、形状から古い中京駒の一つであると思われますが、彫の技量が大変に優れていることと、その感性の素晴らしさは梁山泊さんの書かれている通りで実見すると驚かされます。何よりも字母紙を使っていない事、数をこなした者のみに与えられる刃の切れが見事です。

書体は「「峰」に似ておりますが、駒箱に記された時代は「峰」の字母が出来たより古く、その原型である可能性も秘めているやもしれません。
 

謎の彫駒とまぼろしの彫駒

 投稿者:梅水  投稿日:2015年 9月26日(土)20時33分38秒
  デニーロさんの投稿を拝見して気づきました。

謎の彫駒とは、そもそも作者も不明(作者銘があったとしても)。まぼろしの彫駒とは、銘は明らか(作者銘が記されていなかったとしても)だが、数が少なく滅多にお目に掛からない。その上、優れた作となれば皆無に思われる。..ということでしょうか。



このように作者完全不明な駒は、まぼろしというよりも謎というのが相応しいのではないでしょうか。

 

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