|
鳩さん
ハンガリーでは日本人と同様、姓・名の順で名前を表記しますので、
ハンガリーではサボー・ガーボールとなります。
共産時代については、私も最初は誤解していたのですが、
政治的なメッセージを含んだものでなければ、創作活動に大きな制限はなかったそうです。
(とはいっても、国の体制や、個々人のキャラクタによって大きく捉え方は異なりますし、
その体制を体験したことのない私としては自由だった、というつもりもありません。)
ただし、その作品を世に送り出すには、翼賛組織の何とか同盟に参加している必要があり、
その審査を経て、予算を取る、という手続きが必要だったようです。
印税収入まであったかどうか知りませんが、基本的には芸術家という職業だったのではないでしょうか?
中欧圏域の共産国は、北朝鮮のようにラジオのバリコンを固定したりすることもなく、
テレビの送信規格も西側と同じですので、私たちが思っている以上に、音楽などでは
同時代性があると思います。
ジャズはジャンルとして認知されていますし(ボサノヴァは知られていません)、
イギリスのレーベルがルーマニア、ユーゴスラヴィアなどのジャズのコンピを出しています。
ハンガリー人は日常生活やパソコン関係でも意外と普段おなじみのところで重要な発明を果たしていますので、
いろいろと探してみると面白いと思います。
インテルのグローフ・アンドラーシュ(経営者)、
マイクロソフトのシモーニー・カーロイ(ワード・エクセルの開発者)とか。
|
|